通信講座セミナーレポート
作詞講座 クリスマスゼミナール&パーティ 2014
▼2014年12月20日(土)中野サンプラザ(東京・中野区)
今回の馬上先生はサックスを持ち込み実演つきで講義!

馬上先生のゼミテーマは「心に残るメロディー」。今年は壇上にサックスを持参し、実際にメロディーを実演で紹介しながらの講義になりました。
まずは音楽の三要素「リズム」「メロディー」「ハーモニー」の説明に始まり、五感に訴えかけるメロディーとはなにか、そのためにはどんなことを心がけて詞を書けば良いのかなど、様々な例を紹介しながら説明してくださいました。
次は演歌でよくある「ヨナ抜き」という長音階について、どんな曲があるか、どんな風に聞こえるかなど実際にサックスを使っての演奏を交えつつ、詳しく教えていただきました。本当は「ニロ抜き」の短音階についても説明いただく予定だったのですが、残念ながら時間がなくなってしまったので、最後は「ニロ抜き」の代表曲『りんご追分』で講義は終了しました。
「求められる歌詞」とはどのようなものか ゲスト講師 太田プロデューサーがアドバイス!

太田先生の講義は「心に残る歌」がテーマでした。前半は、会報誌『MUSIC FORUM』2014年5月号の演歌・歌謡曲の部で金賞を獲った安倍暁さんの『親父のハガキ』の詞を読んで気に入った太田先生が、大ベテラン歌手の三門忠司さんの新作にと推してくださった経緯や理由などを中心に、音楽制作の現場からの視点で「心に残る歌詞とはどうあるべきか」を詳しく語ってくださいました。
後半は、当日参加されたみなさんから募集した詞を例にあげ「どうすればより心に響く詞になるか」というアドバイスをいただきました。実際に音楽の現場で活躍する太田先生からの「ここをこうすればもっと共感を呼べるのでは」といった具体的な指摘を聞けて、参加したみなさん大満足の講義でした。
豪華ゲストによる歌謡ショウに受賞式とパーティは盛りだくさん!
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「恋の新幹線」を熱唱する山内二郎さん |
ゼミが終わったら、先生方によるバンド演奏から始まる、みなさんお待ちかねのクリスマスパーティの始まりです!
立食パーティで仲間とおしゃべりを楽しんだあとは、歌のゲストのミニ歌謡ショウです。去年も来てくださった期待のホープ・山内二郎さんと、2014年に作詞オーディションを行った小川夏生さん(このときのグランプリは船越ケイさんでした)、そしてこれから作詞オーディション開催を予定している宮島希さんの歌声が会場に響きました。
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小川夏生さんの「万世橋トワイライト」は明るくはつらつとした曲 | 「紅い花」を雰囲気たっぷりに歌う宮崎希さん |
2014年の最優秀者に贈るミュージックフォーラム賞2014は、ポップス部門で何度も金賞を受賞した堀井ほうりさん、演歌・歌謡部門は5月号で金賞を受賞した安倍暁さんに決まりました。お二人とも、これからのご活躍を期待しています!(表彰状を渡しているのは当日本音楽アカデミーの吉森孝子会長です)
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ポップス部門 受賞の堀井さん | 演歌・歌謡曲部門 受賞の安倍さん |
このあとは、クリスマスプレゼントを賭けたじゃんけん大会と一本締めでパーティは終了。また来年の再会を約束しつつ、今年も無事にクリスマスゼミ&パーティを終了しました。
※次回の作詞講座ゼミナールは夏の予定です。詳細が決まり次第、会報誌でお知らせいたします。