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梅雨の晴れ間となったこの日は、朝から電車遅延があり大変でしたが、無事時間通りに始めることができました。
1時間目は山田晴子先生の講義です。最終課題を例にして、どういう風に介護食の献立を考えていくか、主食から順に主菜、副菜、汁物、おやつと解説してくださいました。また高齢者にありがちな低栄養について、とくに血清アルブミン値とコレステロール値について説明してくださいました。
また、テキストでも説明していますが、山田先生は何度も「食事で季節感が感じられるよう、旬のものを取り入れるようにしてください」とくり返していらっしゃったのが印象的でした。
2時間目は、山田先生に横で解説していただきながら、赤堀美幸先生(赤堀料理学園副校長)による実演見本を見ての実習です。食材は「刺身用イカ、キュウリ、ゴボウ、ニンジン、カブ」を用意しました。それぞれ、介護食として使うときにはどのように切ればいいのか、繊維を断つためにはどのような工夫をすればいいのかという説明を受け、二人一組になって実習してもらいました。とくにイカの刺身の切り方は、きちんと刃を入れると「舌と上あごだけで押しつぶせるくらいやわらかくする」ことができ、実際に指で軽く押すだけでつぶすことができました。
ゴボウやニンジンといった固い野菜も、生でもサクサ噛めるほど食べやすく、包丁の入れ方・切り方で全然食材の噛みやすさが変わってくるのだと実感できた実習でした。
最後に行った受講生交流会では、3班に別れて自己紹介から始めました。途中から山田先生もそれぞれの班に時間を区切って加わり、さまざまな質問を受け付けたり、新しい情報を説明したり、逆に参加者が先生に介護の現場の話をお伝えしたり。
時間いっぱいまで話は盛り上がり、最後は別れを惜しむ声もあちこちで聞かれるほど、とても有意義な時間を過ごすことができました。
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